ノイシュバンシュタイン城※行き方とツアーや予約※シンデレラ城のモデル?
ドイツの一番南にある「ノイシュバンシュタイン城」は、ディズニーのシンデレラ城のモデルとも言われています。
いつかは行ってみたい、日本人だけでなく世界中の観光客が訪れるメルヘンのお城です。
ジグソーパズルでも有名な「ノイシュバンシュタイン城」をご紹介します。
チケット売り場からは30分くらい歩いて行きますよ!馬車に乗ることもできます(登り有料 7ユーロ) シャトルバスは(登り有料2.5ユーロ)
ノイシュバンシュタイン城ってどこにあるの?
ドイツにあります。
ドイツ連邦共和国 首都:ベルリン 人口:8300万人 言語:ドイツ語 面積:357,400 km²
↓ドイツのいちばん南にあります。
↓ホテルなどがある最寄りの町が「フュッセン」です。ノイシュバンシュタイン城へは車で10分ほどの距離です。日本からのパックツアーではフュッセンに宿泊するケースが多いです。
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ロマンチストな城主が建てた中世風の白亜の城
中世は、一般的に5世紀から15世紀ですが、「ノイシュバンシュタイン城」が出来たのは19世紀。なので、中世のお城ではなく、中世風のお城です。
城主、バイエルン王「ルートヴィヒ2世」は、本で読んだ中世の騎士物語への憧れと、歌劇作家リヒャルト・ワーグナーに心酔していました。
バイエルン王となった、ルートヴィヒ2世は、国が財政難になっているのにも関わらず、中世への思いを再現するため「ノイシュバンシュタイン城」を建設したのです。
ルートヴィヒ2世と、玉座の間
写真の「玉座の間」は、お城の4階、5階が吹き抜けにされています。玉座(ぎょくざ)は王が完成前に死んでしまったので置かれていません。
第4代バイエルン国王(在位:1864年 - 1886年)
ルートヴィヒ2世 ⇒ Wiki
ワーグナー ⇒ Wiki
バイエルン国王 ⇒ Wiki
↓ルートヴィヒ2世の映画
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ノイシュヴァンシュタイン城のデザインは?
もちろん、原案はルートヴィヒ2世ですが、お城全体の設計を担当したのは、画家のクリスチャン・ヤンクです。宮廷劇場の美術・装置を行っていた人です。
その、クリスチャン・ヤンクが描いた「ノイシュバンシュタイン城」がこれ↓
クリスチャン・ヤンクは、ファルケンシュタイン城もデザインしたのですが、ルートヴィヒ2世が亡くなってしまい、建設されなくなってしましました。
↓ファルケンシュタイン城のデザイン
[出典:Wikipedia]
なんか、カッコいいデザインじゃないですか?ノイシュバンシュタインに似てるけど・・・
↓ドローンからノイシュヴァンシュタインおとぎ話の城
「ノイシュヴァンシュタイン城」の名前って?
建設当時の名前は、「ノイホーエンシュヴァンガウ城」と呼ばれ、ノイ(Neu)が新しいの意味なので、「新しいホーエンシュヴァンガウ城」ということだったんですね。
実は、「ルートヴィヒ2世」が幼少期に過ごしたお城が、すぐ近くにあるホーエンシュヴァンガウ城なんです。そのホーエンシュヴァンガウ城の地にかつてあったのが「シュヴァンシュタイン城」。
こんな経緯があって、1890年に「ノイシュヴァンシュタイン城」の名前が付けられました。「新白鳥岩城」になるんでしょうか?岩の上に建っていますからね。
「シュタイン」(Stein)は、石や岩のことです。「シュヴァン」はスワンで白鳥。
「シュヴァンガウ」というのは、お城があるところの地名で、日本語にすると「白鳥の里」という意味になります。さらに、リヒャルト・ワーグナーの歌劇ローエングリンで知られている白鳥伝説ゆかりの地だったのです。
「ルートヴィヒ2世」は、ワーグナーの歌劇ローエングリンに心酔していたため、ノイシュヴァンシュタイン城内の壁画や調度品はローエングリーンの歌劇(オペラ)にちなんだものが多くあります。
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リヒャルト・ワーグナーの歌劇ローエングリン
9:47からは、結婚行進曲、誰でも知っている有名な曲です。
ノイシュバンシュタイン城 ツアー マリエン橋
チケットセンターからお城へと登る道。30分ぐらいかかります。
下りの馬車とすれ違った!馬糞に注意。雨だと馬糞が溶けて道路が・・・最悪!
混雑する7~8月とシャトルバスが運休になる冬季は、歩くことを想定し時間に余裕をもってノイシュヴァンシュタイン城を目指しましょう。
↓坂道を登っていくと、見えてきました。本物の「ノイシュバンシュタイン城」
↓お城の正面入口を内側からみるとこんな感じ。各国の旅人が続々と入城してきます。
↓自分のチケットに記入された時間まで待ちます。5分ごとに同じ番号の人が集合して自動チェックイン機にチケットを入れバーコードを読ませ入城します。20人づつくらいだったかな?
↓チケットの番号と時間を確認して時間直前にゲートの前に並びます。
↓待っている間にゲート横から撮影した「マリエン橋」。
この橋は、ルートヴィヒ二世の母「マリー・フォン・プロイセン」にちなんで、「マリエン橋」と呼ばれるといいます。
この橋からだと、お城の全景が眺められます。時間があれば、かならず行くべきです。絶景ポイントとして有名です。冬季で天候が悪いと閉鎖されます。
お城の中の写真撮影は禁止なのです。各国語に対応するガイドマシンを受け取ってその説明を聞きながら順路のとおりに進んでいきます。
約30分ほどの館内ツアーです。お城の中を行ったり来たりの自由な行動は出来ません。あとから後から人の波が来ますので。
そして最後に、お城内のお土産屋さんを通って出口に自動的に出ます!自由なのは、お土産屋さんぐらい。
「あーっ! あそこの塔からの眺めをゆっくり堪能したかった」っていうことになります。
バルコニーから窓の外が撮影できます。
↓お城内部の映像
日本からのパック旅行と、ドイツからの現地ツアー
旅行会社が企画しているツアーに参加するのが一番お手軽です。ノイシュバンシュタイン城だけでなく他の見どころも組み込まれているのでお得感があります。
ノイシュバンシュタイン城 行き方とアクセス、地図、宿泊、場内ツアー予約
日本からだとツアーに参加するのが一番簡単です。
現地アクセスは、ドイツのフランクフルトやミュンヘンから行くのであれば、フュッセンまで電車で行き(約120分)、そこからホーエンシュヴァンガウまでバス(10分)または、タクシーがあります。
「ホーエンシュヴァンガウ」がノイシュバンシュタイン城の麓の村です。
そこにあるチケットセンターに予約があるなしに関わらず、立ち寄ります。
チケットセンターに立ち寄らず直接お城に行っても入場できません。外観を見るだけならチケットは必要ありませんが、それではもったいないです。
チケットセンターからノイシュバンシュタイン城までは、坂道を歩いて30分程度かかります。馬車やシャトルバスもあります。運行状況⇒公式ページ(英語)
シャトルバスの終点は、ノイシュバンシュタイン城から15分ぐらいの「マリエン橋」になります。ただし、冬季は運休。
[ホーエンシュヴァンガウの地図]
ミュンヘンからレンタカーで行くこともできます。2時間も見ておけばOKです。
問題なのは、お城の入城チケットの時間に縛られることです。予約したチケットは、入城時間の1時間半前までに、チケットセンターで受け取りが必要です。
電車や車で行く場合、予約チケットの時間に注意です!
チケット予約⇒チケット予約公式ページ(英語)
一番安全なのは、前日にフュッセンか、ホーエンシュヴァンガウのホテルに宿泊する日程にして、あさイチでチケットセンターに向かうのがおすすめです。
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ノイシュバンシュタイン城 チケット予約
[チケットセンター]
混んでいる場合、当日、予約、団体の指定位置に並びます。
チケットセンターの営業時間
夏期 3/24〜10/15 7.30 - 17.00
冬期 10/16〜3/23 8.30 - 15.00
チケット事前予約⇒チケット予約公式ページ(英語)クレジットカードで支払います。
ノイシュバンシュタイン城を見学するにはチケットが必要です。
当日券、予約、団体がありますが、どの場合でもチケットセンターに立ち寄ってチケットを受け取る必要があります。
当日券はハイシーズンだと売り切れる場合がありますので、できる限り予約をおすすめします。
予約をしても、「ガイドツアー開始前90分以上前にチケットセンターで引取しないといけません」
日本からのツアーやフランクフルト、ミュンヘンからのツアーに参加する場合は、ツアー主催者側でチケットを手配してくれるので楽です。
ノイシュバンシュタイン城 天気
[駐車場からチケットセンターへ歩く途中にある建物]
ノイシュバンシュタイン城 画像
夕焼け
雪
青
雲海
ノイシュバンシュタイン城 世界遺産
現在、世界遺産ではありません!
えっ!
「ノイシュバンシュタイン城」が出来たのは19世紀。中世風のお城だからなんです。
中世は、一般的に5世紀から15世紀で、中世の城ではないからなんですね。
「ルートヴィヒ2世」の中世へのあこがれと趣味で作ったお城。
世界遺産になるには「人類が共有すべき顕著な普遍的価値を持つ」事が必要。
びっくりした、そうなのっていう感じ。
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ノイシュバンシュタイン城 お土産
ノイシュバンシュタイン城中の見学の最後に土産物屋さんがあります。
通らずに外に出ることはできません。
↓お城から少し坂を下ったところにも
↓麓にもお土産屋があります。日本人に人気なのが「ガレリア・リスル」
日本のデパートでお馴染みのドイツ・Feiler(フェイラー)のタオル。ノイシュバンシュタイン城の柄は人気のようですね。
ノイシュバンシュタイン城 冬 マリエン橋は注意!
[ノイシュバンシュタイン城からマリエン橋に行く途中の雪]
ノイシュバンシュタイン城の冬は雪が降ることがあります。 靴はつるつるの滑るものはやめたほうがいいです。
(冬季にはマリエン橋の道は閉鎖されていますが・・・※自己責任で柵を越えていかれる方もたくさんいるようです。)
ノイシュバンシュタイン城 ディズニー『シンデレラ城のモデル』
ノイシュバンシュタイン城がシンデレラ城のモデルになったとか、そうではないとか。
眠れる森の美女のお城が、ノイシュバンシュタイン城からインスピレーションを受けたとか。
各国のディズニー城の写真を見ると、にているような気がしますが、ゴテゴテ感があります。
やっぱり本物のお城は、規模も荘厳さも違います。
日本にあるノイシュバンシュタイン城
白鳥城(はくちょうじょう)
姫路にある太陽公園テーマパーク内には、白鳥城(はくちょうじょう)があります。
ノイシュバンシュタイン城の2/3のサイズだそうです。
姫路といえば、姫路城。
姫路城は、白鷺城(しらさぎじょう)といわれます。
太陽公園にあるのは、洋風のどうみてもノイシュバンシュタイン城。
このテーマパークの目的は、創設者が、この近辺に福祉施設を経営する方で、海外の旅行が困難な人のために世界の主だったものをテーマパーク内に作ったそうです。
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