【管理職の残業代】なぜ出ない?名ばかり管理職の闇・タダ働き日本!
管理職の残業代ってなぜ出ないの?
ヤバいな日本~
この記事では、『管理職の残業代』が出ない理由と、その闇の実態をお伝えします。
こんな人に向けて書いています。
- 管理職になった途端(とたん)に残業代がでなくなった人
- 管理職と管理監督者の違いがあることを知らなかった人
- 日本ってタダ働きで成長してきたのかな?
最後まで読むと、「管理職の残業代が出ない理由」と『タダ働き日本」が理解できます。
残業代が出る管理職と、残業代が出ない管理職がある
管理職には2つあり
- 管理監督者:残業代が出ない
- 管理監督者以外の管理職:残業代が出る
ヤバっ!管理監督者って知らないよ。
管理職と管理監督者の違いとは
「係長」「課長」「部長」など企業で管理業務をする人で、企業が独自に決定している。
管理監督者とは?
労働基準法第41条2号の「監督若しくは管理の地位にある者」のこと。
実際には、⇒管理監督者の該当性にあるように
- 企業の中で相応の地位と権限が与えられ
- 経営者と一体的な立場と評価することができる
従業員が管理監督者です。
管理監督者に該当すると「労働時間」「休憩時間」「休日」が関係なくなり、残業という枠がなくなります。つまり残業代なし。
管理職って会社が独自に決めているものです。
残業が出なくなるのは、労働基準法で定められた『管理監督者』です。
今、あなたが残業代が出ない管理職なら、本来『管理監督者』なはず!
もしも、ほんとうに『管理監督者』なら、休憩時間なし、休日なしで働いても『残業代なし』なはず。
完全な社畜ですね!
管理監督者って聞き慣れないけど定義は?
管理監督者⇒厚生労働省:労働基準法における管理監督者の範囲の適正化のためにをサラッと見てください。
『管理職だから残業手当は必要ない?』・・・
こんな書き出しで説明してます。
管理監督者の条件とは
- 経営者と一体的な立場
- 出退勤の自由
- 地位にふさわしい待遇など
それぞれ説明していきます。
経営者と一体的な立場とは
経営者と一体的な立場とは、経営方針に基づいて部門の方針、予算、労働管理を行なう仕事のことです。
一般的な管理職は『管理監督者』ではないです。
出退勤の自由
管理監督者は、勤務時間ということがなく、自分で出退勤時間を決められます。
会社の決まりである勤務時間に出社しなければならない管理職は、『管理監督者』ではありません。
地位にふさわしい待遇
管理監督者は残業代などがないですが、一般的な従業員に比べ給与、ボーナスが高く設定されています。
これまでの給与と残業代を含めた収入よりも、管理職になった後の給与(残業代が出なくなった)が低いような場合は『管理監督者』と認められない可能性が高いです。
管理職になって残業代が出なくなった。でも、出退勤の自由はないし、経営への関与もできないなら『管理監督者』ではなく、普通の管理職です。残業代が出ないのは異常です!
出退勤の自由がない管理職は、残業代が支払われないとおかしいのです。
管理監督者でも深夜割増・有給は付く
『管理監督者』でも、「深夜割増賃金」と「有給休暇」はあります。
深夜割増賃金が発生するのは、22~29時(翌日5時)までの労働で、普通の従業員と同じ時間帯です。
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「名ばかり管理職」で企業はタダ働きを強要
ここまでで、管理職と管理監督者の違いと残業代のことがわかったと思います。
管理監督者でないかぎり、残業代は支給されるべきなんです。
この違いが広く知られていないため、『管理職になったら残業代が出ない』ってみんな思い込まされているんです。
実際、多くの企業が『管理職になった瞬間に残業代を支払わなくなる』のが実情で、大企業でも横行しています。
タダ働き『日本』です。
この事実を知っても、『だからといって騒いだらクビになるかも』って怖くて何も言えない人多数なんです!
完全に足元を見られています!いつまでもずっと。
でも、マクドナルドの「名ばかり管理職」事件の裁判で話題になったのを覚えている人もいるでしょう。
(「名ばかり管理監督者」がより正確な表現であると考えられる)
入社2年目で店長になり、月100時間以上の残業や休日出勤があったが、管理職ということで残業代なし。
マクドナルドと裁判になり、過去2年分の未払い残業代、約750万円の支払いが命じられた。
「経営者と一体的な立場」と認められないことから、『管理監督者』ではなく残業代を支払うことになった。
残業代の時効が2年なので、2年分の未払いとなった。
この事件で、始めて『名ばかり管理職』という表現が日本中に認知されたんです。
でも、残念ながら、その後も「名ばかり管理監督者」が横行しているのが実情で、日本の企業の課長さんは残業代が出ない人多数ですよね!
日本の企業はタダ働きで成り立っている!
「名ばかり管理監督者」が残業代を貰うには?
ハードル高いです!
裁判しないといけないの?
日本はマクドナルド以外にも判例があるのに、企業側はタダ働きを強要しています。
ブラック企業ですよ!
でも、辞めていい条件のところに転職する勇気もないから滞留してしまう。その結果企業は労働者の足元を見て「名ばかり管理監督者」を改善しようとしない。
本来、労働を監督するはずの『労働基準監督署』も役割を果たさず、いつまでも見て見ぬ振りをする。
もっともっと、労働者の流動性が高くなれば、ブラック企業や「名ばかり管理監督者」でタダ働きさせている企業も淘汰されていくはずなのですが、現状、企業の殆どが「名ばかり管理監督者」でタダ働きさせている状態なので転職しても改善されない可能性が高い残念な状況です。
日本の企業は、労働者のタダ働きで成長してきた実績があり、こんなおいしい労働力を自分から手放すようなことはしないですよね。
それでも、『労働基準監督署』に相談すれば見て見ぬ振りもできず、何らかの対応をしてくれるかも。
それでもダメなら最悪、弁護士に相談して会社を訴えることもできます。
『管理監督者』でない管理職の残業代が出ないのはおかしい!
出退勤の時間が決められていて、経営者と一体的な立場ではない『課長や係長』は、管理職であっても残業代が支払われるべき。
残業代が支払われないのは、『管理監督者』です。
管理監督者の条件とは
- 経営者と一体的な立場
- 出退勤の自由
- 地位にふさわしい待遇など
日本中の労働者が『管理職だから』という、ごまかしの「名ばかり管理監督者」扱いでタダ働きを強要されているのが実情です。
名ばかり管理職の闇・タダ働き日本!
もし、自分が残業代が出ない管理職で『管理監督者』の条件に該当しないのなら、会社と話し合う⇒労働基準監督署に相談⇒弁護士に相談してみるべき。泣き寝入りは会社員処世術ではあるけれど・・・
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それではまた。
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