【失業保険の金額計算】月額・期間・上限・会社/自己都合の違い!
失業保険の計算ってどうすればいいの・・・
あまり低かったら辞められない~
この記事では、退職後の失業保険の計算方法、給付期間や受給するために必要なことお伝えします。
こんな人に向けて書いています。
- 退職しようとしている人
- 退職後、失業保険がどのくらいもらえるのか計算したい人
- みんなどうしてるのかな?
記事をしっかり読むと、失業保険の計算のやり方がわかり、会社をやめた後の生活が見積もれます!
失業保険の金額を計算方法
退職前6ヶ月分の給与明細が必要になります。
もしもすでに退職しているなら、『離職票2』でも確認できます。
まず『賃金日額』を計算!
賃金日額を計算します。
賃金日額とは、失業保険金額を計算するために、退職前6ヶ月分の給料から1日あたりの賃金を計算したものです。
※賃金日額
退職前6ヶ月の給与合計÷180日
毎月の給与が30万の場合、30x6÷180=1万
賃金日額=1万円ですね。
ただし、給与には残業代や通勤費などの手当も含めますが、ボーナスは含めません。
次に、賃金日額を基準に失業保険の金額を計算します!
※退職するなら給付金の受給をサポートしてもらい受給額を最大化しよう!
本来給付金の対象にも関わらず一人あたり数十万円~数百万円もの金額を受け取り損ねている可能性があります。
詳細は⇒社会保険給付金アシストで確認できます。
年齢ごとの『基本手当日額』を計算
『賃金日額』がわかったので、それを基準に『基本手当日額』を計算します。
『基本手当日額』とは、1日あたりの失業保険給付額です。
失業保険は4週に1回給付されますので、『基本手当日額x28日分』が1回に受け取る額です。
基本手当日額を実際に計算するときは、次の計算式に賃金日額を入れて計算します。年齢で2つに別れます。
※59歳以下、または65歳以上の場合
0.8 × 賃金日額 -(0.3 × 賃金日額 ×(賃金日額 - 4,970円)÷ 7,240円)
※60~64歳の場合
0.8 × 賃金日額-(0.35 × 賃金日額 ×(賃金日額 - 4,970円)÷ 6,010円)
0.05 × 賃金日額 + 4,392円
※いずれかの低い金額が適用されます
次に、具体的な賃金日額を入れて計算してみます!
賃金日額を入れて実際に計算してみよう!
賃金日額を入れて『基本手当日額』を実査に計算してみます。
※59歳以下、または65歳以上の場合
賃金日額1万円の場合
0.8 × 10,000円 -(0.3 × 10,000円 ×(10,000円 - 4,970円)÷ 7,240円)=5,915円(端数切捨て)
一日あたりの基本手当日額(給付額)は、5,915円
※60~64歳の場合
賃金日額1万円の場合
0.8 × 10,000円-(0.35 × 10,000円 ×(10,000円 - 4,970円)÷ 6,010円)=5,070円(端数切捨て)
0.05 × 10,000円 + 4,392円=4,892円
※いずれかの低い金額を適用するので、一日あたりの基本手当日額(給付額)は4,892円
電卓を使用して計算しましょう。
失業保険の上限・下限金額
失業保険には上限と下限があります。
※失業保険の上限額
- 29歳以下:6,750円
- 30~44歳:7,495円
- 45~59歳:8,250円
- 60~64歳:7,083円
- 65歳以上:6,750円
※失業保険の下限額
- 全年齢:1,984円
上限額は年齢で変化しますが、下限額は年齢に関わらず一定です。
給付認定されれは、最低でも4週ごと(28日)に1,984円x28日=55,552円はもらえます。
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失業保険の給付期間は条件で大きく変わる!
給付期間は、雇用保険加入期間、年齢、自己都合、会社都合で大きく変わります。
自己都合と会社都合に分けて説明します。
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自己都合で退職した場合
自己都合退職だと、自分の都合で辞めたのだから給付期間が短めになります。会社都合だとやむを得ない事情なので給付が長くなります。
雇用保険加入期間 | 給付期間 |
1年以上5年未満 | 90日 |
5年以上10年未満 | 90日 |
10年以上20年未満 | 120日 |
20年以上 | 150日 |
自己都合だと、年齢による差はなく雇用期間のみで決まります。
最低でも1年(過去2年のうちに1年以上)雇用保険に加入していることが条件です。
20年加入していても、自己都合でやめるとMAX150日の支給になります。
↓自己都合で退社するメリット・デメリットを紹介してます。知らないと損する!
会社都合で退職した場合
会社の倒産、早期退職制度など『会社都合』で退職した場合は給付期間が次のようになります。
雇用保険加入期間 | 29歳以下 | 30~34歳 | 35~44歳 | 45~59歳 | 60~64歳 |
1年未満 | 90日 | 90日 | 90日 | 90日 | 90日 |
1~5年未満 | 90日 | 120日 | 150日 | 180日 | 150日 |
5~10年未満 | 120日 | 180日 | 180日 | 240日 | 180日 |
10~20年未満 | 180日 | 210日 | 240日 | 270日 | 210日 |
20年以上 | ー | 240日 | 270日 | 330日 | 240日 |
※65歳以上は表にありませんが、別な制度『高年齢求職者給付金』が適応され、雇用期間により支給日数が30日か、50日になります。
会社都合だと、『1年未満であっても、6ヶ月以上の雇用保険加入期間があれば失業保険を受け取れる』のです。
45~59歳で20年以上働いて雇用保険に入っていた人が、早期退職などの会社都合で退職すると330日の給付を受けられます。8,250円×330日分=2,722,500円ももらえます。
↓会社都合で退社する場合も知らないと損することがあります!
雇用保険の加入期間は転職しても引継ぎ可能
ちなみに、『雇用保険』と『失業保険』は同じものです。
正式名称は『雇用保険』で、昔は失業保険という名称だったので今でも失業保険で通用しています。
雇用保険は転職しても加入期間が引き継がれて合算されます。
例えば、最初に入社した会社で10年、転職して別の会社で10年加入していれば、合算して20年になります。
注意点があり、『退職してから再就職までに1年以上あると加入期間が引き継がれない』ことは覚えておきましょう!
それと、雇用保険は1度使うと加入期間がリセットされてしまいます。
※退職したあとの給付金、一人あたり数十万円~数百万円もの金額を受け取り損ねるかも、『知らずに損した!』を避けよう。
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失業保険の待期期間と給付制限
失業保険は、申請してから支給まで待機期間があります。
支給日・期間 | 自己都合 | 会社都合 |
支給開始日 | 7日+2ヶ月後 | 7日後 |
給付日数 | 90~150日 | 90~330日 |
雇用保険加入期間 | 1年以上 | 半年以上 |
自己都合の場合だと失業保険の受給まで2ヶ月の給付制限があり、退職から2ヶ月経たないと支給されません!
実際には、7日の待機期間もプラスされるので7日+2ヶ月待つ必要があります。
会社都合と比べて7日+2ヶ月も給付が遅くなるため、それまでの生活資金を用意しておかないと苦しくなります。
※2020年10月1日(令和2年)から、自己都合の3ヶ月の給付制限が2ヶ月に短縮されました。
⇒厚生労働省 「給付制限期間」が2か月に短縮されます
失業保険の受給認定は『4週に1度』認定日にハローワークへ
失業保険の給付は4週間毎(28日)です。
受取額は、『1日あたりの手当x28日』で簡単に計算できます。
給付してもらうには、4週間に1度、ハローワークで認定して貰う必要があります。
認定は、失業中で求職活動をしている実績が必要で、2回の求職活動が求められます。
企業に応募したり、ハローワークの相談員と面談して企業を紹介してもらったりすると求職活動したことになります。
失業保険の金額・給付期間を知っておこう!
失業保険って年齢、自己都合、会社都合で変わってくるのでちょっと計算が面倒です。
でも、退職してからのお金って大切だからあらかじめ知っておきたいですよね!
この記事を参考に自分がもらえる失業保険の額を計算してみましょう。
※退職後の受給額を最大限にするには
⇒社会保険給付金アシストを確認しておきましょう!
↓退職後は健康保険を払うことになる!知らないと損するかも。
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それではまた。
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